無縁社会(NHK)
今日は再放送を含めた放送がありました。
1月31日に放送された、NHKスペシャル「無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~」。
大河ドラマとニュースのあとに続けて視聴しました。
予告が見逃せない内容でしたので、かなり気になってました。
視聴した感想は、自分もこの先「無縁死」という孤独死を迎えてしまうのではないかという恐怖感を覚えましたね。
あと、生涯未婚なんてのも考えさせられます。
例として看護師として働いていた高齢の女性を取り上げておりました。
彼女は冷蔵庫(冷凍室)に食品を備蓄していました。
生前に墓地の契約まで取っていたそうです。
中でも、初めて聞く「行旅死亡人」という言葉にも衝撃を受けました。
行旅死亡人は官報に載せられる死者のことで、その官報には彼らの遺骨の引き取り手を探す手立てなのだそうです。
冒頭にお台場沿岸から引き揚げられていた遺体がまさにそうで、殆どの場合が行政が費用を出して処理されるとのこと。
無縁社会とは、日本が失われた10年といわれた不況を迎え産業構造が変化し、終身雇用が保障されなくなり、非正規雇用者の急増、また単身世帯(核家族化)の急増により近所付き合い現象なども相まって、血縁や地縁、また社縁(勤務先での従業員同士のつながり)がなくなってしまった(または縁が作用していない状態)事を指すそうです。
今週のお題発売された週刊ダイヤモンドの中で、NHKのスタッフによる座談会が載っています。
4年前に放送された「ワーキングプア」の取材でその後を追っていた方が姿を見せなくなり、「行旅死亡人となったのではないか」との言葉が番組製作のきっかけとのこと。
気になったシーンは、死後は親族などを呼んで葬儀をせずにひっそりと直葬(ちょくそう)を行うケース。
そのサービスは葬儀屋を使って執り行うよりも遙かに安く済み、しかも生前契約を結ぶ方も結構いらっしゃるとのこと。
自分は何度も親戚の葬儀に顔を出していますが、そういったことは未だに経験がありません。
また、無縁仏となった遺骨をお寺が引き取って、まとめて合祀する墓所もありました。
アパートの一室で亡くなっていた方を放送でかなり取り上げられていましたが、専門の業者が部屋を片付けるサービスも初めて知りました。
しかし、遺品は家族が引き取り事はまれで、殆どが捨てられてしまうのはその人の人生を消し去ってしまうかのよう。
せめてもの救いは、最後に取り上げられた保育園の保母さんと独身男性との交流でした。
この映像を見た瞬間、過去に離婚歴があり娘さんを亡くされたという男性は心が救われ、幸せな死を迎えることができたのだなと思い涙が出そうになりました。
NHKスペシャル|無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~
これまでの放送:「無縁社会」の衝撃|NHK 追跡!AtoZ
つい先程まで放送された「追跡!AtoZ」において、前半はNHKスペシャルを見た30代と40代の反応について取り上げていました。
彼らがTwitter(ツイッター)上で「無縁死するかも」などのつぶやき(ツイート)を幾つか紹介し、実際につぶやいた人を取材しています。
彼ら(彼女ら)が放送の中でつぶやいたシーンが出てきて、感想を述べていました。
この放送を見た感想なんですが、鬱になりそうな映像を並べてますねぇ。
明日生きているのが嫌になってしまいます。
NHKがこうした問題を取り上げたあとには、社会全体がどういう方向に問題の解決策を導き出すのでしょうか?
道のりは程遠いと思われますが、少しずつでもよい方策が出て来れば良いですね。
無縁社会を解決する手立てとして、セーフティーネットの確立に注目が集まるようです。
また、昨日放送に関しての記事も。
国家公務員一般労働組合の方のブログ
行旅死亡人データベース
Twitter / Search - #muen
NHKスペシャル「無縁社会」チーム (nhk_muen) on Twitter
NHKあすの日本
NHK 追跡!AtoZ - 毎週土曜 午後10時放送 [総合テレビ]
行旅死亡人 - Wikipedia
行旅病人及行旅死亡人取扱法 総務省法令データ提供システム
墓地、埋葬等に関する法律 総務省法令データ提供システム
1月31日に放送された、NHKスペシャル「無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~」。
大河ドラマとニュースのあとに続けて視聴しました。
予告が見逃せない内容でしたので、かなり気になってました。
視聴した感想は、自分もこの先「無縁死」という孤独死を迎えてしまうのではないかという恐怖感を覚えましたね。
あと、生涯未婚なんてのも考えさせられます。
例として看護師として働いていた高齢の女性を取り上げておりました。
彼女は冷蔵庫(冷凍室)に食品を備蓄していました。
生前に墓地の契約まで取っていたそうです。
中でも、初めて聞く「行旅死亡人」という言葉にも衝撃を受けました。
行旅死亡人は官報に載せられる死者のことで、その官報には彼らの遺骨の引き取り手を探す手立てなのだそうです。
冒頭にお台場沿岸から引き揚げられていた遺体がまさにそうで、殆どの場合が行政が費用を出して処理されるとのこと。
無縁社会とは、日本が失われた10年といわれた不況を迎え産業構造が変化し、終身雇用が保障されなくなり、非正規雇用者の急増、また単身世帯(核家族化)の急増により近所付き合い現象なども相まって、血縁や地縁、また社縁(勤務先での従業員同士のつながり)がなくなってしまった(または縁が作用していない状態)事を指すそうです。
今週のお題発売された週刊ダイヤモンドの中で、NHKのスタッフによる座談会が載っています。
4年前に放送された「ワーキングプア」の取材でその後を追っていた方が姿を見せなくなり、「行旅死亡人となったのではないか」との言葉が番組製作のきっかけとのこと。
気になったシーンは、死後は親族などを呼んで葬儀をせずにひっそりと直葬(ちょくそう)を行うケース。
そのサービスは葬儀屋を使って執り行うよりも遙かに安く済み、しかも生前契約を結ぶ方も結構いらっしゃるとのこと。
自分は何度も親戚の葬儀に顔を出していますが、そういったことは未だに経験がありません。
また、無縁仏となった遺骨をお寺が引き取って、まとめて合祀する墓所もありました。
アパートの一室で亡くなっていた方を放送でかなり取り上げられていましたが、専門の業者が部屋を片付けるサービスも初めて知りました。
しかし、遺品は家族が引き取り事はまれで、殆どが捨てられてしまうのはその人の人生を消し去ってしまうかのよう。
せめてもの救いは、最後に取り上げられた保育園の保母さんと独身男性との交流でした。
この映像を見た瞬間、過去に離婚歴があり娘さんを亡くされたという男性は心が救われ、幸せな死を迎えることができたのだなと思い涙が出そうになりました。
NHKスペシャル|無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~
これまでの放送:「無縁社会」の衝撃|NHK 追跡!AtoZ
つい先程まで放送された「追跡!AtoZ」において、前半はNHKスペシャルを見た30代と40代の反応について取り上げていました。
彼らがTwitter(ツイッター)上で「無縁死するかも」などのつぶやき(ツイート)を幾つか紹介し、実際につぶやいた人を取材しています。
彼ら(彼女ら)が放送の中でつぶやいたシーンが出てきて、感想を述べていました。
この放送を見た感想なんですが、鬱になりそうな映像を並べてますねぇ。
明日生きているのが嫌になってしまいます。
NHKがこうした問題を取り上げたあとには、社会全体がどういう方向に問題の解決策を導き出すのでしょうか?
道のりは程遠いと思われますが、少しずつでもよい方策が出て来れば良いですね。
無縁社会を解決する手立てとして、セーフティーネットの確立に注目が集まるようです。
また、昨日放送に関しての記事も。
脱無縁社会〜ネット縁が、セーフティネットのポートフォリオの1つになる時代の到来〜 - 女。MGの日記。![]()
NHKスペシャル「無縁社会part2」に関して - 女。MGの日記。![]()
国家公務員一般労働組合の方のブログ
NHK「無縁社会」の衝撃 - 若者を無縁社会の悪循環に追い込む自己責任社会|すくらむ![]()
行旅死亡人データベース
Twitter / Search - #muen
NHKスペシャル「無縁社会」チーム (nhk_muen) on Twitter
NHKあすの日本
NHK 追跡!AtoZ - 毎週土曜 午後10時放送 [総合テレビ]
行旅死亡人 - Wikipedia
行旅病人及行旅死亡人取扱法 総務省法令データ提供システム
墓地、埋葬等に関する法律 総務省法令データ提供システム
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